分散成分は、変量因子に起因する応答の変動量を評価します。
各ランダム項に起因する可能性のある分析の分散量を評価するために使用します。値が高い場合、項は応答により多くの変動制を与えることを示します。たとえば、バッチは0.527403の分散成分を持ち、モデル内の分散の72.91%を占めます。
要因 | 分散 | 合計の% | 標準偏差の分散 | Z-値 | p値 |
---|---|---|---|---|---|
バッチ | 0.527409 | 72.91% | 0.303853 | 1.735739 | 0.041 |
月*バッチ | 0.000174 | 0.02% | 0.000142 | 1.224102 | 0.110 |
誤差 | 0.195739 | 27.06% | 0.036752 | 5.325932 | 0.000 |
合計 | 0.723322 |
分散成分の標準誤差は、サンプルデータによる分散成分の推定を基に不確実性を推定します。
分散成分の標準誤差を使用して、分散成分の推定値の精度を測定します。標準誤差が小さいほど、推定値の精度が高くなります。分散成分を標準誤差で割ったものがZ値です。Z統計量と関係があるp値が有意水準(アルファまたはαと呼ばれる)未満の場合、分散成分はゼロより大きくなると結論づけます。
信頼区間(CI)は、分散成分の真の値が含まれている可能性のある値の範囲です。
データのサンプルはランダムであるため、1つの母集団からの2つのサンプルの信頼区間が同一である可能性は低くなります。しかし、ランダムなサンプルを何度も繰り返して測定すると、得られた信頼区間の特定の割合に未知の母集団パラメータが含まれることになります。このようなパラメータを含む信頼区間の割合(%)を区間の信頼水準と言います。
信頼水準が95%の場合、信頼区間に対応するランダム項の分散成分の真の値が含まれていることが95%信頼できます。信頼区間により、結果の実質的な有意性を評価しやすくなります。状況に応じた専門知識を利用して、信頼区間に実質的に有意な値が含まれているかどうかを判断します。信頼区間が広すぎて役に立たない場合、サンプルのサイズを増加させることを検討します。
Z値は、推定された分散成分とその標準誤差の間の比率を測定する検定統計量です。
Z値を使用してMinitabで計算されるp値に基づいて、分散成分が0よりも大きい値かどうかを検定することができます。
p値は帰無仮説を棄却するための証拠を測定する確率です。確率が低いほど、帰無仮説を棄却する強力な証拠となります。
分散成分が0より大きいかどうかを判断するには、分散成分のp値と有意水準を比較します。帰無仮説は分散成分が0であるという仮説で、項は分散を保存期間に追加しないことを示します。