標準化効果のパレート図

パレート図は、標準化効果の絶対値を最大効果から最小効果の順番で表示します。また、図にはどの効果が統計的に有意かを示す参照線がプロットされます。

統計的有意性の参照線は、有意水準(αまたはアルファで示される)によって異なります。アルファの値を定義するステップワイズ選択の方法を指定しない限り、有意水準は1から分析の信頼水準を引いた値です。信頼水準の変更方法に関する詳細は、回帰モデルの適合と 線形回帰のオプションを選択しますを参照してください。後方選択またはステップワイズ選択を使用した場合の有意水準は、変数削除時のαとして知られる、Minitabがモデルから項を削除したときの有意水準です。前方選択を使用した場合の有意水準は、変数追加時のαとして知られる、Minitabがモデルに項を追加したときの有意水準です。

解釈

パレート図を使用して、効果の大きさと重要性を特定します。パレート図において、参照線と交差するバーは統計的に有意です。たとえば、パレート図に、因子C、B、BCを表すバーは2.31の参照線をまたいでいます。これらの因子は現在のモデル項において水準0.05で統計的に有意です。

パレート図は効果の絶対値を表示するため、どの効果が大きいかは特定できますが、どの効果が応答を増加または減少させるかは特定できません。係数表を使用して、効果の大きさと方向を調べます。