分析のためにデータを指定して、変数を標準化するかどうかを指示します。
変数に、分析するデータの列を入力します。2つ以上の数値データ列が必要となります。列ごとに、アンケートまたは検定項目の回答が含まれます。各列に少なくとも2つの非欠損値がなければなりません。欠損値が含まれる列がある場合は、その行全体が無視されます。
このワークシートの各列には、顧客満足度アンケートの質問ごとに顧客による5段階評価の回答が含まれます。各行は、それぞれの顧客の回答を表しています。
C1 | C2 | C3 |
---|---|---|
質問1 | 質問2 | 質問3 |
5 | 2 | 3 |
2 | 2 | 4 |
3 | 5 | 2 |
4 | 4 | 4 |
1 | 2 | 1 |
4 | 3 | 4 |
標準化された変数を選択して、Minitabに、検定またはアンケートのすべての項目を等しく重み付けしてもらいます。Minitabは、項目を共通の尺度で変換し、標準化されたこれらの値を使用して、クロンバックのアルファと削除変数の相関を計算します。標準化された値は、統計量を計算するときにのみ使用され、ワークシートには保存されません。
たいていの場合、標準化は良い練習になり、項目が使用する尺度が異なるときに特に重要になります。項目Aの尺度が1~3、項目Bの尺度が1~20だとします。項目を標準化しない場合、Minitabは、ばらつきを基準に項目を重み付けしますが、項目Aよりも尺度の値が大きい項目Bの方に加重をかけます。これはおそらく望まれる結果ではないので、こうした不均等な重み付けを避けるために項目を標準化する必要があります。