分析によって得られる統計量は、その他の分析、グラフ、マクロで使用できるようにワークシートに保存することができます。Minitabでは、選択された統計量を入力する列に保存します。統計量の詳細は、因子分析のすべての統計量およびグラフを解釈するを参照してください。
保存できる統計量
- 因子負荷量
- 因子負荷量の保存列を入力します。各因子に対して1つの列を入力する必要があります。回転を指定した場合、回転した因子負荷量の値が保存されます。オプションサブダイアログボックスにこれらの列を入力できます。
- 係数
- 因子係数の保存列を入力します。各因子に対して1つの列を入力する必要があります。
- スコア
- スコアの保存列を入力します。各因子に対して1つの列を入力する必要があります。Minitabでは、平均値を減算してデータを中央に集めた後、因子スコア係数とデータを乗算して因子スコアを計算します。
注
スコアは生データから計算する必要があります。このため、オプションサブダイアログボックスに行列を使用を選択する場合、スコアを計算して保存することはできません。
- 回転行列
- 位置を入力して、最初の負荷量を回転するために使用する行列を保存します。行列名か番号(M3など)を使います。Lが初期負荷量の行列で、Mが回転行列の場合には、LMは回転した負荷量の行列になります。
- 残差行列
- 位置を入力して残差行列を保存します。初期解と回転した解の残差行列は同じです。行列名か番号(M3など)を使います。残差行列は(A-LL')です。Aは相関行列または共分散行列で、Lは負荷量の行列です。
- 固有値
- 列を入力して、因数分解された行列の固有値を保存する。固有値は、最大値から降順に保存されます。固有値を保存するには、主成分を使用して初期抽出を行い、対応する固有ベクトル行列を保存します。保存した固有値をプロットして、固有値(Scree)プロットを作成できます。
- 固有ベクトル行列
- 行列を入力して、因数分解する行列の固有ベクトルを保存します。各固有ベクトルは、固有値と同様に、最大値から降順に行列の列として保存されます。