最初の抽出に使用する行列または負荷量を入力して、最尤推定値のオプションを指定します。
- 因子分解する行列
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- 相関:相関行列を使用して因子を計算するために選択します。異なるスケールを使用して変数を測定する場合、相関行列を使用して変数を標準化します。
- 共分散:相関行列を使用して因子を計算するために選択します。変数を標準化しない場合は、共分散行列を使用します。メインダイアログボックスの最尤法を抽出法として選択した場合は、相関行列を使用できません。
- 行列のソース
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- 変数から計算する:測定データを基に計算される相関行列または共分散行列を使用するために選択します。
- 行列を使用:負荷量と係数の計算に保存行列を使用するために選択します。保存行列を使用する場合、メインタブの変数に入力した生データは無視されます。
注
このオプションを選択する場合、Minitabは、スコアを計算できません。
- 初期解の因子負荷量
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- 変数から計算する:生データを基に負荷量を計算するために選択します。
- 因子負荷量を使用:あらかじめ計算した負荷量を使用するために選択して、負荷量が含まれる列を指定します。因子ごとに1つの列を指定する必要があります。
ヒント
保存した負荷量を使用して、異なる回転の効果を調べるか、新しいデータを使用して因子のスコアを予測できます。メインダイアログボックスを使用して、さまざまな種類の回転を入力するか、または変数の新しい列データを入力します。
- 最尤法による抽出
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- 共通性の初期推定値
- 通常、デフォルト値は、収束する解を導きます。ただし、列に最初の共通性推定値を入力して、以下を取得できます。
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- 精度の高い推定値(通常はデフォルト値より大きい)
- 精度の低い推定値(通常、デフォルト値より小さく、最後の因子負荷量が最初の共通性の影響を受けるかどうかを判断するために使用する)
- 共通性の最初の値が含まれる列を入力します。列には、変数ごとに1つの値が含まれている必要があります。
- 最大反復
- 1つの解に許容する最大反復回数を入力します。デフォルトは25です。通常、25は、尤度関数が収束するのに十分な反復回数です。尤度関数が収束しない場合、最大反復回数を増やすために、デフォルトよりも大きな数を入力できます。
- 収束
- 収束(固有の値があまり変化しない場合に発生)の基準を入力します。変化の量が最も小さい場合の数値を指定します。デフォルトは0.005です。
- 通常、尤度関数は反復時に0.005未満で変化する点に収束します。尤度関数が収束しない場合、デフォルトよりも大きな数を入力しますが、数が大きいほど、分析が最初の共通性の選択から受ける影響が大きくなります。