タグチ計画の応答表でSN比と標準偏差を計算する方法

SN比の応答表には、各因子水準に対する平均SN比、デルタ、順位の行があります。列には各因子が含まれます。

標準偏差の応答表には、各因子水準に対する平均SN比、デルタ、順位の行が含まれます。列には各因子が含まれます。

デルタ
デルタは因子の最大平均応答と最小平均応答の差(SN比または標準偏差)を表します。
順位
順位は各デルタの順位で、順位1が最も大きいデルタです。

SN比を計算する

各因子水準の標準偏差を求めるために、次の例について考えます。タグチ計画の内側直交表に2つの因子(AおよびB)があり、それぞれC1およびC2に保存されていて、外側直交表には2つの応答があり、C3およびC4に保存されているとします。

第1部

  1. 計算 > 行統計量を選択します。
  2. 平均を選択します。
  3. 入力変数に、C3 C4と入力します。
  4. 結果の保存場所C6と入力します。
  5. OKをクリックします。

第2部

  1. 計算 > 行統計量を選択します。
  2. 標準偏差を選択します。
  3. 入力変数に、C3 C4と入力します。
  4. 結果の保存場所C7と入力します。
  5. OKをクリックします。

第3部

  1. 計算 > 計算機を選択します。
  2. 結果の保存場所C8と入力します。
  3. に、10 * LOGT(C6**2 / C7**2)と入力します。
  4. OKをクリックします。

これらのSN比は、統計 > 実験計画法(DOE) > タグチ > タグチ計画の分析を選択して保存をクリックし、SN比にチェックマークを入れてOKを2回クリックすることでも求めることができます。

第4部

  1. 統計 > 基本統計 > 記述統計量保存 > 統計量を選択します。
  2. 変数C8と入力します。
  3. グループ変数 (オプション)C1と入力します。
  4. 統計量をクリックします。
  5. 平均にチェックを入れます。
  6. OKを2度クリックします。

ワークシートの最後の列(これらのステップを実行する前に同じ名前の列がなければMean1という名前になります)には、応答表で表示される因子AのSN比が含まれます。

第4部をくり返し、ステップ3で因子BのSN比を得るためにC2を入力します。

標準偏差を計算する

各因子水準の標準偏差を求めるために、次の例について考えます。タグチ計画の内側直交表に2つの因子(AおよびB)があり、それぞれC1およびC2に保存されていて、外側直交表には2つの応答があり、C3およびC4に保存されているとします。

第1部

  1. 計算 > 行統計量を選択します。
  2. 標準偏差を選択します。
  3. 入力変数に、C3 C4と入力します。
  4. 結果の保存場所C6と入力します。
  5. OKをクリックします。

これらの標準偏差は、統計 > 実験計画法(DOE) > タグチ > タグチ計画の分析を選択して保存をクリックし、標準偏差にチェックマークを入れてOKを2回クリックすることでも求めることができます。

第2部

  1. 統計 > 基本統計 > 記述統計量保存 > 統計量を選択します。
  2. 変数C6と入力します。
  3. グループ変数 (オプション)C1と入力します。
  4. 統計量をクリックします。
  5. 平均にチェックを入れます。
  6. OKを2度クリックします。

ワークシートの最後の列(これらのステップを実行する前に同じ名前の列がなければMean1という名前になります)には、応答表で表示される因子Aの標準偏差が含まれます。

第2部をくり返し、ステップ3で因子Bの標準偏差を得るためにC2と入力します。