アルファ(α)とは、中心複合計画における各軸点(星点とも呼ばれる)の中心からの距離です。
αおよび中心点の数によって、その計画を直交ブロック化できるかどうか、および回転できるかどうかが決まります。直交ブロック化した計画では、モデル項とブロック効果を別々に推定し、回帰係数の変動性を最小限に抑えることができます。回転が可能な計画には、計画の中心から等距離にあるすべての点で予測分散が一定になるという望ましい特性があるため、予測性能が上がります。
デフォルトの計画では、回転可能性と直交ブロック化の両方の特性が、可能な限り実現されます。計画にブロックが含まれていて、両方の特性を持たせることができないときは、デフォルトで、計画が直交ブロックを含むようになるαが採用されます。ブロックがないときは、デフォルトの計画では、計画が回転可能になるようなαが採用されます。