応答曲面計画で使用する因子の値

応答曲面計画では、各因子に対し、低水準と高水準を割り当てます。因子水準によって「立方体」の大きさが定義され、計画は「立方体」の周りに構築されます。「立方体」は、工程の現在の実施条件を中心とするのが普通です。中心複合計画の場合、「立方体」の内側、「立方体」の上、「立方体」の外側のいずれかに計画点があります。ボックスーベンケン(Box-Behnken)計画の場合、因子水準は計画の最高点と最低点です。

デフォルトでは、すべての因子の低水準が-1に、高水準が+1に設定されます。

中心複合計画では、因子水準に割り当てた値が計画の最小値または最大値にならないのが普通です。これらの値は、計画の「立方体」部分の低および高の設定に過ぎません。軸点は、通常「立方体」の外側に位置します(1以下のαを指定した場合を除く)。そのため、軸点が対象領域から外れたり、実行不可能になったりすることがあるので注意してください。

すべての計画点が最低因子水準と最高因子水準の間にあることを確認する

中心複合計画では、[因子]サブダイアログボックスで[軸点]を選択すると、因子に対して設定した最小値と最大値の間にすべての計画点が入るようになります。そのとき、次のような式で「立方体」の低水準および高水準の設定が自動的に計算されます。
  • 低水準設定 = ((α – 1) 最大値 + (α + 1) 最小値) / (2*α)
  • 高水準設定 = ((α – 1) 最小値 + (α + 1) 最大値) / (2*α)

既存の計画の因子水準を変更する

計画の作成後に因子水準を変更するには、[統計] > [DOE] > [計画を修正] > [因子を修正]を選択し、新しい情報を入力します。