混合計画を選択する

Minitabを使う前に、実験にどの計画が適しているかを調べる必要があります。作成できる計画は、単体重心、単体格子、極値頂点です。

計画を選択するときは、次の手順を行う必要があります。

  1. 対象となる成分、プロセス変数、混合量を明らかにする。
  2. 適合させるモデルを決定する。
  3. 実験の対象領域が十分に網羅されていることを確認する。
  4. 計画を選択する上でその他の条件をどの程度考慮する必要があるかを判断する。その他の条件には、費用、時間、設備、上限および下限の制約などがあります。

作成できる混合計画の例

次の図は、混合計画をわかりやすくするために計画点を三角座標に配置したものです。図上の各点は、実験で配合を行ったときの成分の比率を表します。説明を単純にする目的で、ここでは成分が3つの実験計画を使用しています。次の図では、作成できる混合計画の一部のみを掲載しています。Minitabでは、10次までの単体格子計画および極頂点計画も作成できます。

  追補していない例 追補した例
単体重心

特殊3次モデルまでの適合が可能です。

特殊3次モデルまでの部分的な適合が可能です。

単体格子1次

線形モデルの適合が可能です。

2次モデルまでの部分的な適合が可能です。

単体格子2次

2次モデルまでの適合が可能です。

特殊3次モデルまでの部分的な適合が可能です。

単体格子3次

完全3次モデルまでの適合が可能です。

完全3次モデルまでの適合が可能です。

計画を選択する際、応答曲面を適切にモデル化するために必要なモデルの最高次数を考慮する必要があります。混合実験では、当初の計画より次数の大きいモデルが必要になることがよくあります。したがって、可能な場合には、モデルの適合に最低限必要な実行数よりも多く実行します。