対数残差とは

変動性の分析では、対数残差を評価します。これは、Minitabでは標準偏差応答のモデル化に常に対数変換を使用するためです。

対数残差とは、観測された応答標準偏差の自然対数と適合標準偏差の自然対数との差です。モデルによって説明されない応答部分を表します。Minitabが変動性の分析で算出する残差タイプの中で、対数残差は通常の残差と最もよく似ています。

残差プロットで対数残差を使用すると、モデルの適合度を評価できます。

標準化対数残差とは

標準化対数残差とは、対数残差をその(漸近の)標準誤差で割ったものです。Minitabでは、モデルの変動性の分析に選択した方法を使用して、標準化対数残差が計算されます。最小二乗推定法を使用する場合、標準化対数残差は、応答の標準偏差の対数に重み付き最小二乗回帰を行って得られる標準化残差です。

残差プロットで標準化対数残差を使用すると、モデルの適合度を評価できます。

比の残差とは

比の残差とは、観測された応答標準偏差の適合標準偏差に対する比です。モデルによって説明されない応答部分を表します。対数残差の累乗により、比の残差を取得できます。比の残差を使った残差プロットは、解釈が難しい場合があります。