プラケットーバーマン計画は、通常、分解能IIIで2水準の計画です。分解能IIIの計画では、主効果は二元交互作用と別名関係にあります。そのため、二元交互作用が無視できる大きさだと仮定できる場合にのみ、この計画を使うようにしてください。
Plackett-Burman計画は、実験の初期段階で最も重要な因子を特定するために使用されます。Minitabでは、最高47までの因子に対して計画を作成できます。各計画は、12~48の実行回数に基づき、常に4の倍数になります。因子の数は実行数よりも少なくする必要があります。たとえば、実行数20の計画では、最高19までの因子の主効果を推定できます。
たとえば、脂肪含有率、低温殺菌時の温度、均質化の工程、混合速度、絞り出し時の温度、乳化剤、安定剤、冷却速度など、ソフトクリームの舌触りに関するさまざまな因子を調べているとします。Plackett-Burman計画を使用して最も重要な主効果を特定し、特定された主効果は、一部実施要因計画や完全実施要因計画でさらに調べることができます。その後、応答曲面計画を使用して工程を最適化できます。
計画を作成したら実験を行って応答データを収集し、データをワークシートに入力すると、で計画を分析することができます。
Plackett-Burman計画はn = 48までの計画で、nは実行の数です。n = 28を除き、すべての計画は1つの列で指定できます。次の表は、計画を指定する列を示しています。次の表では、最初の列だけが記載されています(スペースを節約するため行として記述されています)。この列の順序を周期的に変更して、(n - 1) x (n - 1)行列が得られます。最後に、負の符号だけから成る行が追加されます。n = 28の場合、計画は最初の9行で開始します。これらは、9列から成る3つのブロックに分割されます。その3ブロックが(行方向で)で周期的に順序を変更され、負の符号だけから成る列を追加して完全計画ができあがります。
実行数が12、20、24の計画では、それぞれの主効果は部分的に複数の二元交互作用と交絡しています。
各計画とも、最高k = (n - 1)までの因子を持つことができます。(n - 1)より小さいkを指定した場合、最初のk列だけが使われます。
実行数が8または16のプラケットーバーマン計画は、要因計画の作成では利用できません。これは、それぞれに対応する2水準要因計画で分解能が同等以上のものがあるためです。要因計画の作成を開くには、に移動します。
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