ブロックとは、因子によるものではない応答変数の変動を説明するカテゴリ変数です。各測定は(実験の一部として変えられている要因を除き)首尾一貫した実験条件の下で得られるべきですが、それが出来ない場合もあります。計画実験および分析において攪乱因子による誤りの偏りや差異を最小限に抑えるためにブロックを使用します。たとえば、新しい印刷機の品質を試験するとします。しかし、印刷機の準備には数時間かかり、1日に4回しか行うことができません。実験計画では少なくとも8回実行する必要があるので、印刷機を試験するには最低2日は必要です。「日」をブロック変数として使用して、実験日による条件の違いを説明する必要があります。ブロック効果(実験日間の偶発的な差)と実験因子(温度、湿度、印刷機のオペレータなど)による効果を区別するため、計画実験にブロック(日)を含める必要があります。ブロック内の実行順序はランダム化する必要があります。