コード化単位と非コード化単位の違い

コード化単位と非コード化単位は実験計画の因子水準を定義します。たとえば、どの圧力設定と下塗液タイプの組み合わせのときに塗膜密着性が最適になるかを調べるとします。コード化単位では、低い設定(圧力=310と下塗液タイプ=1)での実験は-1で示され、高い設定(圧力=380と下塗液タイプ=2)は1で示されています。

非コード化単位

C1 C2 C3
圧力 下塗液タイプ 付着力
310 One 4.52
380 One 4.55
310 Two 5.05
380 Two 4.69

コード化単位

C1 C2 C3
圧力 下塗液タイプ 付着力
-1 -1 4.52
1 -1 4.55
-1 1 5.05
1 1 4.69

デフォルトでは、コード化単位で分析が実行されます。コード化単位を使用すると、係数のサイズを(一般的なスケールで)比較して、どの因子が応答に最も大きな影響を与えるかを特定できます。計画が非コード化(自然)単位で分析される場合は、直交的に比較することはできません。直交を使用すると、各モデル項目を個別に推定できます。モデル内の有意ではない項を削除しても、残りの項の推定値を変更する必要がないため、分析が容易になります。