SN比は頑健性の指標であり、雑音が応答に与える効果を最小限にする制御因子の設定を確認するために使用できます。Minitabでは、計画中の制御因子水準の組み合わせごとに、SN比を別々に計算します。実験の目標に応じて、異なるSN比を選択できます。いずれの場合でも、SN比が最大になるようにします。
予測値はこれらのSN比から計算された主効果と選択された交互作用に基づいています。
平均とは、静的タグチ計画に含まれる制御因子水準の各組み合わせに対する平均応答です。
予測値はこれらの平均から計算された主効果と選択された交互作用に基づいています。
傾きは、信号因子を基準とした応答の変化率です。Minitabでは、動的な応答実験の各因子組み合わせについて、参照点(指定されている場合)を通る信号・応答データに対する最小二乗適合線の傾きが計算されます。
予測値はこれらの傾きから計算された主効果と選択された交互作用に基づいています。
標準偏差は雑音に起因する応答の変動性の測度です。Minitabでは、計画中の制御因子水準の組み合わせごとに標準偏差が計算されます。
静的計画の場合、応答の平均からの標準偏差が計算されます。動的計画の場合、回帰直線からの標準偏差が計算されます。標準偏差は、MSE(平均平方誤差)の平方根です。
予測値はこれらの標準偏差から計算された主効果と選択された交互作用に基づいています。
Minitabでは、計画中の制御因子水準の組み合わせごとに標準偏差の自然対数が計算されます。
予測値はこれらの変換された標準偏差から計算された主効果と選択された交互作用に基づいています。
モデルと因子設定を使用して、予測値が計算されます。因子設定表を使い、目的の分析が行われたかどうかを検証してください。
因子水準の組み合わせが複数ある場合、予測値を比較することで最適な組み合わせを特定することができます。