計画を指定するには、反復数とブロック数を選択します。
点の反復数を選択します。反復とは、同じ因子設定(水準)で実験を複数回実行することです。1回の反復は、実験を1度実行する基本計画と同等です。反復が2回になると、各実験を2回(ランダムに)実行、という風に続きます。
反復数を増やすことで、モデルの精度や、効果を検出する検出力が高くなります。計画に含める反復数は、利用可能なリソースや計画の目的を元に検討してください。たとえば、スクリーニング計画や連続実験では、基本計画(反復1回)から始めて、データを分析後に反復を追加するかどうかを検討します。反復に関する詳細は、計画実験における反復と繰り返しを参照してください。
ブロック数を選択します。計画にブロックが含まれ、ブロック数が反復数と同じ場合、各反復は個別のブロックになります。1つのブロックに複数の反復を含めることができます。ブロックごとに同じ数の反復があります。
ブロックは、異なる条件下で実験が実行された場合に起こりうる差を説明します。たとえば、ある技師が溶接を分析する実験を計画し、すべてのデータを一日では収集できないとします。溶接の質は、相対湿度などの技師では制御できない、日々変わる複数の不確定要素に影響されます。これらの制御できない変数を説明するため、各日で行われた実験を個別のブロックにグループ化します。ブロックは、制御できない変数の効果と技師が分析したい因子の効果が混同されないよう、制御できない変数からの変動性を説明します。Minitabで実行をブロックに割り当てる方法についての詳細は、ブロックとはを参照してください。