関連性の測度を求める方法と計算式

本コンテンツはMinitabの次のツールに適用します。
  • 2値ロジスティックモデルの当てはめ
  • 決定的スクリーニング計画の2値応答を分析
  • 要因計画の2値応答の分析
  • 応答曲面計画の2値応答を分析

一致するペアと一致しないペアは、モデルがどの程度データを予測するかを示します。一致するペアが多いほど、モデルの予測能力は上がります。

一致するペア、一致しないペア、同順位のペアの表は、異なる応答値を持つ観測値の可能なペアをすべて作成することにより計算されます。応答値が1と0だとします。応答値が1のすべての観測値と、応答値が0のすべての観測値をペアリングします。ペアの総数は、応答値が1の観測値の数を応答値が0の観測値の数で掛け合わせたものと等しくなります。

ペアが一致するか一致しないかを決定するために、各観測値の予測確率が計算され、これらの値が観測値の各ペアに対して比較されます。

一致ペア
観測応答値1を持つ観測値の1である予測確率が、観測応答値0を持つ観測値より高くなる場合に観測値のペアは一致します。
一致しないペア
観測応答値1を持つ観測値の1である予測確率が、観測応答値0を持つ観測値より低くなる場合に観測値のペアは一致しません。
同順位
ペアは、観測値の成功と失敗の予測確率が等しい場合、同順位のペアとなります。

計算式

一致するペア、一致しないペア、同順位のペアの表に基づき、Minitabでは以下の要約測度を計算します。

表記

用語説明
nc一致ペアの数
nd 一致しないペアの数
nt 同順位のペアの数
N 合計観測数