応答曲面計画(中心複合)の作成の概要

応答曲面計画の作成(中心複合)を使用して2~10因子の実験計画を作成し、データの曲面性をモデル化し、応答を最適化する因子設定を特定します。中心複合計画では、曲面性の推定を可能にする軸点で追補された中心点を追加することで、要因計画や一部実施要因計画を基礎に発展させることができます。通常、要因計画または一部実施要因計画の実験を実行し、プロセスにおける最も重要な因子を特定した後で、中心複合計画を使用します。詳細は応答曲面計画、中心複合計画、ボックスーベンケン(Box-Behnken)計画とはを参照してください。

計画を作成すると、ワークシート内に計画情報が保存され、データを収集するべき順序が示されます。データを収集したら、応答曲面計画を分析を使用してデータを分析します。

たとえば、技師は、プラスチック部品の射出成形プロセスを分析したいとします。まず、技師は一部実施要因計画を実行し、重要な因子(温度、圧力、冷却率)を特定して、データに曲線があるかを判断します。技師は、中心複合計画を作成し、曲線を分析して最適な因子設定を見つけます。

このMinitabワークシートでは、中心複合計画の一部が表示されます。技師は、実行順序の列に表示される順序を使用してデータを収集することにより、実験を実行します。

C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8
標準順序 実行順序 点タイプ ブロック 温度 圧力 冷却率  
20 1 0 1 337.500 55 15.000  
16 2 0 1 337.500 55 15.000  
9 3 –1 1 316.478 55 15.000  
13 4 –1 1 337.500 55 6.591  
10 5 –1 1 358.22 55 15.000  
18 6 0 1 337.500 55 15.000  
14 7 –1 1 337.500 55 23.409  

データ収集後、エンジニアはワークシートの空の列に応答データを入力し、計画を分析します。

計画を作成するうえでの様々な選択は、全体的な実験計画によって異なります。詳細は実験計画の段階を参照してください。

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統計 > 実験計画法(DOE) > 応答曲面 > 応答曲面計画の作成

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