単体計画プロットの例

ある食品研究室の研究者たちがチーズフォンデュのレシピを改善して、風味を良くし、フォンデュに浸したパンに付くチーズの量を最大化し、なべ底に焦げ付く量を最小化しようとしています。研究者たちは、混合配合と配膳温度の効果を調べるため、極値頂点混合実験を計画します。

極頂点実験の計画空間を視覚化するために、研究者は単体計画プロットを作成します。

  1. サンプルデータを開く、フォンデュレシピ.MTW.
  2. 統計 > 実験計画法(DOE) > 混合 > 単体計画プロットを選択します。
  3. 成分で、単一プロットに3つの成分を選択を選択します。X軸エメンタールを選択します。Y軸グリュイエールを選択します。Z軸スープを選択します。
  4. すべての水準の組合わせをプロットを選択します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

計画点が、三角軸上にプロットされます。詳細は、三角座標系が示す内容を参照してください。

単体計画プロットを見ると、計画空間に18個の点があることがわかります。各点に対する成分の比率は、全比率の和が1になるよう選択されています。濃いグレーの等高線は、混合計画の計画空間を表します。一部の計画では、プロットは計画空間を超えることがあります。

温度の2水準にはそれぞれ9個の点があり、合計18個の点になります。この計画においては、温度はプロセス変数です。温度の各水準には次のような点があります。
  • グレーの制約領域の隅にある4つの頂点。
  • 制約領域の中心にある1つの中心点。この点は、成分の比率が対応する頂点比率の平均である配合に対応しています。
  • 制約領域内の4つの軸点。これらの点は中心点と頂点のちょうど中間にあります。
ヒント

対象の計画点の設定値や、その計画点のワークシート内での行番号を確認する場合は、計画点の上にマウスを置きます。