応答追跡プロットの概要

成分効果プロットとしても知られる応答追跡プロットを使用して、応答に対する各成分の効果を調べます。追跡曲線を見ると、参照配合と頂点を結んだ仮想の線(方向)に沿って成分を変化させたときの効果がわかります。

応答追跡プロットは、混合に4つ以上の成分があり、等高線プロットまたは曲面プロットでは完全な応答曲面を視覚化できない場合に特に便利です。応答追跡プロットで最も影響力の大きい成分を識別してから、それらの成分を等高線プロットまたは曲面プロットにプロットすることもできます。

たとえば、ある研究者が家庭用芳香剤に含まれる3成分の比率が、香りを基準とした製品の評価にどのように影響しているかを調べる混合計画を作成するとします。3つの成分は、橙花油、バラ油、オレンジ油です。成分の効果を可視化するために、研究者は応答追跡プロットを作成します。

応答追跡プロットでは、応答に適合する最新のモデルを使用します。混合計画の分析を実行しなかった場合、使用できるモデルが存在しません。

このプロットの場所

応答追跡プロットを作成するには、統計 > 実験計画法(DOE) > 混合 > 応答追跡プロットを選択します。

他の分析を使用する場合

  • モデルを適合済みで応答曲面を表示する場合は、等高線プロットまたは曲面プロットを使用できます。
  • 少なくとも1つのモデルを適合済みで、1つ以上の応答変数の予測平均の範囲が許容範囲内の領域を特定する場合、重ね合わせ等高線プロットを使用します。
  • 少なくとも1つのモデルを適合済みで、1つ以上の応答を最適化する値を探す場合、応答の最適化機能を使用します。