混合計画の分析の例

ある食品研究室の研究者たちがチーズフォンデュのレシピを改善して、風味を良くし、フォンデュに浸したパンに付くチーズの量を最大化し、なべ底に焦げ付く量を最小化しようとしています。研究者たちは、混合配合と配膳温度の効果を調べるため、極値頂点混合実験を計画します。

  1. 標本データを開く、 フォンデュレシピ.MTW.
  2. 統計 > 実験計画法(DOE) > 混合 > 混合計画の分析を選択します。
  3. 応答風味を入力します。
  4. モデルのタイプで、混合成分とプロセス変数を選択します。
  5. 成分の分析で、比率を選択します。
  6. モデルを適合する方法で、混合回帰を選択します。
  7. をクリックします。
  8. 矢印を使って、次の項を選択された項に移動させます: エメンタールグリュイエールスープABBCA*X1B*X1C*X1
  9. OKをクリックして、グラフをクリックします。
  10. 残差プロットで、一覧表示を選択します。
  11. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。

結果を解釈する

p値が有意水準0.05以下であるため、研究者は交互作用効果が統計的に有意であると結論付けることができます。

2成分の交互作用項に対する正の係数は、2成分の配合が相乗的に作用することを示しています。つまりその配合の平均風味点は、それぞれの成分だけから成る純粋配合の風味点を単に平均したものより高くなります。

さらに、材料とプロセス変数である温度の交互作用は、配合の風味点は配膳温度によって異なることを示しています。

R2値は、モデルは風味の差の99.98%を説明していることを示します。これはモデルがきわめて良好にデータに適合することを示しています。

ヒント

成分およびプロセス成分と応答の関係をさらに詳しく分析する場合は、等高線プロット曲面プロット、および応答追跡プロットを使用してください。

風味に対する回帰係数 (成分比率)

係数係数の標準誤差t値p値VIF
エメンタール104.8740.667**15.94
グリュイエール175.085.89**203.46
スープ-8.8100.659**26.04
エメンタール*グリュイエール59.210.35.750.00057.33
グリュイエール*スープ30.049.003.340.008109.44
エメンタール*温度4.5000.4759.480.0008.09
グリュイエール*温度4.5000.6796.620.0002.71
スープ*温度4.5000.44310.160.00011.76
コード化された国定変数に対して係数が計算されます。

モデル要約

SR二乗R二乗 (調整済み)予測残差平方和
(PRESS)
R二乗 (予測)
0.27696099.98%99.97%2.6532299.93%

風味の分散分析 (成分比率)

要因自由度逐次平方和調整平方和調整平均平方F値p値
回帰73924.183924.18560.5977308.300.000
  成分のみ           
    線形23557.10741.33370.6644832.220.000
    2次22.582.581.28916.800.001
      エメンタール*グリュイエール11.722.532.53233.010.000
      グリュイエール*スープ10.850.850.85511.140.008
  成分 * 温度           
    線形3364.50364.50121.5001583.950.000
      エメンタール*温度1335.516.896.88789.790.000
      グリュイエール*温度121.073.373.36543.870.000
      スープ*温度17.927.927.924103.300.000
残差誤差100.770.770.077   
合計173924.94