最適計画を選択の概要

最適計画を選択を使用して、実験実行の候補セットの実行を選択、追加、交換、評価します。Minitabの最適計画機能は、一般完全実施要因計画、応答曲面計画、混合計画に使用できます。計画点の選択には、D最適性と距離ベースの最適性の2つの最適性判定基準のどちらかを使います。詳細は最適計画とはを参照してください。

[最適計画を選択]では、次の操作が可能です。
最適計画を選択する
点の候補セットから計画点を選択して、最適計画を作成します。最適計画を選択は、多くの場合、実現可能な計画点より多くの計画点が元の計画に含まれているときに、時間または予算の制約から実験の実行数を減らす目的で使用されます。
たとえば、ある技師には、一般完全実施要因計画の1つの反復に対して72回の実行を必要とする2つの3水準カテゴリ因子と3つの2水準カテゴリ因子があります。その代わりに、技師は24の点を選択して、主効果といくつかの二元交互作用を推定できるD最適計画を作成します。
既存の計画を追補する
計画点をD最適計画に追加します。通常、計画を作成してデータを収集した後で、リソースを追加してさらにデータを収集する場合に計画を追補します。項をモデルに追加できる実行にも計画を追補したいと考えるかもしれません。
たとえば、技師は、24回の実行のD最適計画を実行後、4つの実験の実行を追加するのに十分なリソースがあることがわかります。
計画のD最適性を改善する
計画点を追加または交換して、計画のD最適性を改善します。通常、データを収集する前に計画点を交換します。
たとえば、初期の計画では、D最適計画の24の点により主効果といくつかの二元交互作用を推定します。技師は、主効果のみを推定できる異なる24の計画点を選択することに決めます。
計画を評価する
計画の最適性統計量を取得します。これらの統計値からは、計画を比較したり、モデルの変更が計画の最適性にもたらす変化を判定したりすることができます。
たとえば、技師は、主効果といくつかの二元交互作用のすべてを推定できるD最適計画を作成します。技師は、モデルに主効果しか含まれていない場合、D最適性の変化を知りたいと考えます。

この分析の場所

  • 統計 > 実験計画法(DOE) > 要因計画 > 最適計画を選択
  • 統計 > 実験計画法(DOE) > 応答曲面 > 最適計画を選択
  • 統計 > 実験計画法(DOE) > 混合 > 最適計画を選択

他の分析を使用する場合

  • ワークシートに要因計画はあるが最適計画を選択できない場合、まずカスタム一般完全実施要因計画を定義を使用します。そうすることで計画から最適点を選択できるようになります。
  • ワークシートに応答曲面計画はあるが最適計画を選択できない場合、まずカスタム応答曲面計画の定義を使用します。そうすることで計画から最適点を選択できるようになります。
  • ワークシートに混合計画はあるが最適計画を選択できない場合、まずカスタム混合計画を定義を使用します。そうすることで計画から最適点を選択できるようになります。