計画を指定するには、中心点と反復の数を指定します。Plackett-Burman計画の検出力とサンプルサイズを使用すると、最適な中心点の数と反復の数が判断しやすくなります。
基本計画の実行数を選択します。計画全体の実行数は、その他の計画の要素によって変化します。たとえば、中心点を含むことによって実行数は増えます。
計画に中心点を含めたい場合は、適切な数の点を選択してください。中心点を使用して応答の曲面性を検出することができます。また、中心点を使用して、すべての頂点を反復することなく変動性を推定することもできます。
中心点は、低水準と高水準の中間に数値因子が設定されている時の実行数です。たとえば、数値因子に水準100と200があるとすると、中心点は150に設定されます。テキスト値がある場合は、テキスト因子の各水準の中心点と数値因子の中間水準が足されます。たとえば、計画に水準A、Bのテキスト因子と、水準100と200の数値因子が含まれているとします。基本計画に中心点を1つ追加すると、Minitabでは水準Aと150の中心点1つと、水準Bと150の中心点1つが足されます。よって、Minitabでは、指定した各中心点に対して2つの中心点が追加されます。
反復ごとに中心点の数は2倍になります。たとえば、各反復に中心点3つを指定し反復を2つ指定した場合、計画には6つの中心点が含まれます。中心点の数は、反復が1つのブロックに入っていても個別のブロックに入っていても同じです。
詳細は、Minitabによる2水準要因計画への中心点の追加方法を参照してください。
コーナー点の反復数を選択します。反復とは、同じ因子設定(水準)で実験を複数回実行することです。1回の反復は、実験を1度実行する基本計画と同等です。反復が2回になると、各実験を2回(ランダムに)実行、という風に続きます。
各反復をそのブロックに設定するかどうかを選択します。ブロックは、異なる条件下で実験が実行された場合に起こりうる差を説明します。たとえば、ある技師が溶接を分析する実験を計画し、すべてのデータを一日では収集できないとします。溶接の質は、相対湿度などの技師では制御できない、日々変わる複数の不確定要素に影響されます。これらの制御できない変数を説明するため、各日で行われた実験を個別のブロックにグループ化します。ブロックは、制御できない変数の効果と技師が分析したい因子の効果が混同されないよう、制御できない変数からの変動性を説明します。Minitabで実行をブロックに割り当てる方法についての詳細は、ブロックとはを参照してください。