一般完全実施要因計画を作成の概要

一般完全実施要因計画を作成を使用して、水準数に制限がない因子を分析する実験計画を作成します。一般完全実施要因計画を使用して、フル分解能、8個以上の因子の2水準計画を作成できます。ワークシート内の計画情報が保存されます。ワークシートには、データ収集のための順序が表示されます。

たとえば技術者が、銅板で生じる歪みの量に対する湿度、温度、銅含有量の効果を調査する実験を行うとします。湿度には2つの水準、温度には3つの水準、銅には5つの水準があります。2つの因子に3つ以上の水準があるので、一般完全実施要因計画を作成します。計画には30回の実験の実行が含まれ、因子水準の組み合わせすべてを表します。

このMinitabワークシートでは、計画の一部が表示されます。技師は、ランダム化された実行順序が含まれる実行順序列に示された順番でデータを収集して実験を実行します。

C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8
標準順序 実行順序 点タイプ ブロック 湿度 温度 銅の含有量  
3 1 1 1 1 1 1  
4 2 1 1 1 3 2  
11 3 1 1 1 1 4  
10 4 1 1 2 1 4  
1 5 1 1 2 2 1  
6 6 1 1 2 3 5  
12 7 1 1 1 3 5  

データ収集後、技師はワークシートの空の列に応答データを入力し、計画を分析します。

計画を作成するうえでの様々な選択は、全体的な実験計画によって異なります。詳細は実験計画の段階を参照してください。

この分析の場所

統計 > 実験計画法(DOE) > 要因計画 > 要因計画の作成

他の分析を使用する場合

  • ワークシートにすでに因子列がある場合、カスタム要因計画の定義を使用します。カスタム計画を使用すると、どの列が因子であるか、またその他の計画列を指定することができます。
  • 実験プロセスの初期段階で最も重要な因子を特定するため、決定的スクリーニング計画を作成を使用します。