計画のサブダイアログボックスから一部実施要因計画を選択した場合に、計画の折り重ねを実行できます。完全実施要因計画を選択し、基本計画に因子を追加するジェネレータを指定した場合も計画の折り重ねを実行できます。通常、計画の折り重ねは別名関係を小さくするために実行します
通常、折り重ねとは連続的な実験の一部です。まず小さい一部実施計画を実行します。その計画を分析した後、計画を折り重ねて別名関係を小さくする実行を追加できます。Minitabで既存の計画を折り重ねる場合は、計画を修正を使用します。
計画を作成した際、計画を折り重ねる代わりに、より大きな一部実施計画を使用することで、計画の分解能を最大化することができます。ただし、全ての因子で折り重ねると別の別名構造が生成されることがあります。別の計画を作成し、別名構造を比較することで目的により合致する方を選ぶことができます。
計画が折り重ねられている場合、新しい実行は、折り重ねる因子に対する符号を反対にして基本計画の各実行に追加されます。その他のすべての因子は、基本計画と同じ水準のまま保たれます。折り重ねに関する詳細については、折り重ねとはを参照してください。
すべての因子で折り重ねると、元の実行セットのコピーが計画に追加され、追加された実行では各値の符号が反対になります。
関係定義のワードの文字数がすべて偶数の場合、すべての因子で折り重ねると別名関係は小さくならずに反復が追加されます。この場合、Minitabでは警告メッセージが表示され、計画は作成されません。
1つの因子で折り重ねると、元の実行セットが計画に追加され、折り重ねた因子の符号が反対になります。
基本計画が一部実施要因計画の場合、または完全実施要因計画で因子を追加するのにジェネレータを指定した場合は、使用する一部実施要因を選択することができます。デフォルトでは、主一部実施要因が使用されます。主一部実施要因は、計画ジェネレータの符号がすべて正の一部実施要因です。通常、主一部実施要因の1つ以上の因子水準の組み合わせの実行が難しい場合に、別の一部実施要因を指定します。たとえば、主一部実施要因には常に、すべての因子が高い水準に設定されている実行が含まれます。その他の一部実施要因にはそのような実行は含まれません。
各ブロック内で実行順序をランダム化するか、標準順序で計画を保存するか、Minitabでの処理を選択します。ランダム化すると、特に時間に依存する効果などの、分析に含まれる因子の効果と分析に含まれない因子の効果が交絡しにくくなります。
因子水準を変更するのが難しかったり費用が掛かったりするので計画をランダム化を避けたい場合があります。その場合は、因子水準の変更を最小限に抑えるため、分割実験計画を使用するのが得策です。分割実験計画に関する詳細は、実験計画における分割実験計画を参照してください。
計画がワークシートに保存されると、計画の表示方法を変更したり、再度ランダム化することができます。標準順序またはランダム順序で計画を表示する場合は、計画を表示を使用します。計画をランダム化、あるいは再度ランダム化する場合は、計画を修正を使用します。詳細は、計画の表示と計画の修正の概要を参照してください。
ワークシートに計画を保存せずに、実行数、別名表、およびその他のプロパティを確認するには、ワークシートに計画を保存の選択を解除します。
保存する計画を選ぶ前に、別名表などのプロパティを参照していろいろな計画を比較したいときは、このオプションの選択を解除します。計画を分析する場合は、計画をまずワークシートに保存する必要があります。