2水準要因計画(ジェネレータの指定)を作成の概要

Minitabのデフォルトの計画ジェネレータとは違うジェネレータを使って実験計画を作成するには、2水準要因計画(ジェネレータの指定)を作成を使用します。デフォルトではない計画ジェネレータは、別名関係にある項を変更する必要がある場合に指定します。詳細は、交絡および別名構造とは2水準要因計画における定義関係とは計画ジェネレータとはを参照してください。

2水準要因計画では、追加実験で注目すべき重要な因子を特定することができます。計画を作成すると、ワークシート内に計画情報が保存され、データを収集するべき順序が示されます。データを収集したら、要因計画の分析を使用してデータを分析します。

たとえば、ある品質技師が9因子での実験を1/16実施要因計画で行おうとしています。因子AまたはBを含む2因子交互作用は、他の2因子交互作用と別名関係にならないことが求められています。しかしながら、Minitab既定のジェネレータでは、因子AまたはBに関係する2因子交互作用は他の2因子交互作用と別名関係になってしまいます。そのため、技師は5因子の計画を作成してさらに4つの因子を追加するジェネレータを指定することで、別のジェネレータを指定します。

このワークシートでは、ブロックと中心点を持つ2水準要因計画の一部が示されています。分析者は、ランダム化された実行順序が含まれる実行順序列に記載された順番でデータを収集して実験を実行します。

C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9 C10 C11
標準順序 実行順序 中心点 ブロック A B C D E F  
4 1 1 1 1 –1 1 –1 1 –1  
6 2 0 1 0 0 0 0 0 0  
3 3 1 1 –1 –1 1 1 –1 –1  
5 4 0 1 0 0 0 0 0 0  
1 5 1 1 –1 1 –1 –1 1 –1  
2 6 1 1 1 1 –1 1 –1 –1  
8 7 1 2 1 –1 –1 –1 –1 1  

データの収集後、分析者はワークシートの空の列に応答データを入力し、計画を分析します。

計画を作成するうえでの様々な選択は、全体的な実験計画によって異なります。詳細は実験計画の段階を参照してください。

この分析の場所

統計 > 実験計画法(DOE) > 要因計画 > 要因計画の作成

他の分析を使用する場合

  • ワークシートにすでに因子列がある場合、カスタム要因計画の定義を使用します。カスタム計画を使用すると、どの列が因子であるか、またその他の計画列を指定することができます。
  • 実験プロセスの初期段階で最も重要な因子を特定するため、決定的スクリーニング計画を作成を使用します。