2水準要因計画(既定のジェネレータ)を作成の概要

2水準要因計画(既定のジェネレータ)を作成を使用して、2~15の因子の効果を分析する実験計画を作成します。2水準要因計画では、追加実験で注目すべき重要な因子を特定することができます。計画を作成すると、ワークシート内に計画情報が保存され、データを収集するべき順序が示されます。データを収集したら、要因計画の分析を使用してデータを分析します。

たとえば、技師たちが銅板の反りに対する3つの因子の効果を調査するために実験を計画しているとします。ブロックや中心点を含む、Minitab内にある計画の情報を指定することで、2水準要因計画を作成します。

このMinitabワークシートでは、計画の一部が表示されます。技師は、ランダム化された実行順序が含まれる実行順序列に示された順番でデータを収集して実験を実行します。
C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8
標準順序 実行順序 中心点 ブロック 温度 銅の含有量 サイズ  
12 1 0 2 75 0.8 0.50  
10 2 1 2 100 1.0 0.75  
8 3 1 2 50 1.0 0.25  
9 4 1 2 50 0.6 0.75  
11 5 0 2 75 0.8 0.50  
7 6 1 2 100 0.6 0.25  
2 7 1 1 100 1.0 0.25  

データ収集後、技師はワークシートの空の列に応答データを入力し、計画を分析します。

計画を作成するうえでの様々な選択は、全体的な実験計画によって異なります。詳細は実験計画の段階を参照してください。

この分析の場所

統計 > 実験計画法(DOE) > 要因計画 > 要因計画の作成

他の分析を使用する場合

  • ワークシートにすでに因子列がある場合、カスタム要因計画の定義を使用します。カスタム計画を使用すると、どの列が因子であるか、またその他の計画列を指定することができます。
  • 実験の焦点が交互作用よりも因子の主効果である場合は、実行数が少なく因子数が多い場合に適しているプラケットーバーマン計画を作成の使用を検討してください。また、因子が16以上の場合は、因子数47まで適合できるプラケットーバーマン計画が使用できます。
  • 時間や費用の制約によりランダム化するのが難しい因子を含めるには、2水準分割実験計画を作成を使用します。
  • 水準を3つ以上持つカテゴリ因子がある場合は、一般完全実施要因計画を作成または応答曲面計画を使用します。一般完全実施要因計画を使って、因子が8つ以上の2水準完全実施要因計画を作成することもできます。
  • 可能な2次項かを調べると同時に実験プロセスの初期段階で最も重要な因子も特定するために、決定的スクリーニング計画を作成を使用します。