要因計画の2値応答の分析のモデル要約を求める方法と計算式

目的の方法または計算式を選択してください。
この内容はMinitabの以下のツールに適用されます。
  • 2値ロジスティックモデルの当てはめ
  • 決定的スクリーニング計画の2値応答を分析
  • 要因計画の2値応答の分析
  • 応答曲面計画の2値応答を分析

逸脱度R2

逸脱R2は、応答の変動がモデルによって説明される量を示します。通常、R2が大きいほど、データへのモデルの適合度は高くなります。計算式は以下になります。

表記

用語説明
D EError Deviance
DT値Total Deviance

調整済み逸脱度R2

調整済み逸脱度R2は、モデル内の予測変数の数で調整されたR二乗です。計算式は以下になります。

表記

用語説明
R2逸脱度R2
p回帰自由度
Φ1(二項モデルの場合)
DT合計逸脱度

調整済み逸脱度R2の計算結果が負の値になることがありますが、こうしたケースではゼロが表示されます。

赤池情報量基準(AIC)

異なるモデルを比較する際はこの統計量を使用します。AICが小さいほどデータへのモデルの適合度は上がります。

対数尤度関数は、パラメータを平均に換算して表します。関数の一般形は以下になります。

各寄与度の一般形は以下になります。

以下の式では、二項モデルの特定の各寄与度を求めます。

表記

用語説明
p回帰自由度
Lc現在のモデルの対数尤度
yii行目の事象数
mii行目の試行数
i行目の推定平均応答

AICc(補正赤池情報量基準)

AICcは次の場合には計算されません。.

表記

用語説明
pモデルの係数の個数(定係数を含む)
n欠損データを含まないデータ行の数

BIC(ベイズ情報量基準)

表記

用語説明
p定数を含まないモデル内の係数の数
n欠損データを含まないデータ行の数