要因計画の2値応答の分析の回帰式

回帰式表のすべての統計量の定義と解釈について解説します。

回帰式を使用して、モデルにおける応答と項の関係を表します。回帰式は回帰モデルの代数で表現されます。

二値応答および1つ以上の項を持つ回帰式は以下になります。

y' = b0 + b1X1 + b2X2 + ... + bkXk

回帰式では、各文字は以下を表します。
  • y'は事象の確率で、リンク関数により変換されます。
  • b0は定数です。
  • b1, b2, ..., bkは係数です。
  • X1, X2, ..., Xkは項の値です。

解釈

Minitabではモデルが非階層構造でない限り、回帰式は非コード化単位で表示されます。

モデルが非階層構造の場合は、回帰式はコード化単位になります。

階層の詳細については、階層モデルとはを参照してください。
非コード化単位の解釈
非コード化単位の回帰式の場合、各変数の自然単位を使用して係数を解釈します。カテゴリ変数の場合、変数の自然単位は低水準の場合は-1、高水準の場合は+1で、変数がコード化されているのと同じようになります。コード化された係数は係数表で調べることができます。中心点の項においては、連続因子がすべてその中点にある場合は変数は1で、そうでなければ0になります。式はブロック全体で平均化されているので、ブロックの係数は式内にはありません。
コード化単位の解釈
回帰式がコード化単位の場合、因子の最低水準は-1、最高水準は+1です。共変量の単位は、因子がコード化されていたとしても常にデータの単位になります。中心点の項においては、連続因子がすべてその中点にある場合は変数は1で、そうでなければ0になります。式はブロック全体で平均化されているので、ブロックの係数は式内にはありません。