要因計画の2値応答の分析の方法表

方法表のすべての統計量の定義と解釈について解説します。

リンク関数

リンク関数では、区間（0,1）が実ライン全体にマップされます。これにより、モデルを使用した事象の予測確率から確実に0～1の範囲の数値が得られます。Minitabでは3種類のリンク関数が用意されています。

リンク関数を使用して、データに最も適合するモデルを見つけます。異なるリンク関数のデータ適合度を比較するには、適合度の統計量を使うことができます。それまでの経緯や各分野での特殊な意味合いに応じ、使用できるリンク関数は異なります。

ロジットリンク関数の利点の1つは、この関数からモデルに含まれる各予測変数についてオッズ比の推定値が得られるという点です。

Minitabでは、応答に関して次の情報が表示されます。

応答情報を使用して、分析内にあるデータ量を調べます。各水準の出現数を多く持つランダムサンプルが大きくなるほど、通常、母集団の推定は正確になります。

また、応答情報を使用して、どの事象が参照事象かを判断します。係数などの統計量とオッズ比の解釈は、どの事象が参照事象かによって変わります。