バランス型分散分析(ANOVA)と一般多変量分散分析(MANOVA)のモデル項を指定する

モデルテキストボックスに、モデルに含みたい項を入力します。モデルにはカテゴリ因子のみ含むことができます。交差項や枝分かれ項を入れることができます。

モデルの項を指定する際は、次の規則に従ってください。
  • 交互作用項は「*」を使って指定します。たとえば、A*Bは因子Aと因子Bの交互作用です。
  • 枝分かれは()で表します。BがAの中で枝分かれしている場合は、B(A)と入力します。CがAとB両方の中で枝分かれしている場合は、C(A B)と入力します。括弧内の項は、常にモデルに含まれる項で、複数の項の間にはスペースを入れます。
  • モデルにすべての因子とその交互作用項を含めるには、「|」や「!」を使います。たとえば、A | B | Cのモデルには、A、B、C、A*B、A*C、B*C、およびA*B*Cが含まれます。
  • モデルから項を削除する場合は「-」を使用します。たとえば、A | B | C - A*B*Cには、A*B*Cを除くすべての因子とその交互作用が含まれます。
  • モデルは階層型である必要があります。階層モデルに高次の項が含まれている場合は、それより下方の階層のすべての交互作用項と、その高次の項を構成する主効果がモデルに組み込まれます。たとえば、交互作用項A*B*Cを含むモデルがA、B、C、A*B、A*C、B*Cを含む場合、このモデルは階層的です。その代わり、A|B|C - A*Bは階層的ではありません。
モデルテキストボックスに入力する項目の例を次に示します。
  • 2つの因子が交差: A B A*B
  • 3つの因子が交差: A B C A*B A*C B*C A*B*C
  • 交差および枝分かれする因子(BがAの中で枝分かれし、両方がCと交差する): A B(A) C A*C C*B(A)

    項に交差項と枝分かれ項の両方が含まれる場合、C*B(A)のように交差因子が先になるように指定します。B(A)*Cとはしません。

  • 「|」を使った交差および枝分かれする項:A B(A) C A*C B*CはA | B (A) | Cと同等です。

モデル項を指定したとき、列名にスペースや特殊記号が含まれる場合は、列名を引用符で囲みます。たとえば、列名が「砂糖 黒」と「砂糖 白」だった場合、次のように項を指定します:’砂糖 黒’ ’砂糖 白’ ’砂糖 黒’ * ’砂糖 白’