一般線形モデルの制限

一般線形モデルに枝分かれ因子や変量因子が含まれる場合、または2値化が使われている場合、実行できる手順は次に制限されます。
  • モデルに変量因子が含まれる場合、モデルのダイアログで階層モデルを指定する必要があります。
  • ステップワイズは変量因子を含むモデルには使用不可です。
  • 比較は、変量因子を含む項、または交互作用する項では使用不可です。枝分かれは、交互作用の1つです。モデルにA B C A*B(AとCは変量因子、Bは固定因子)が含まれているとします。A*Bはモデル内の項なので、Bが固定因子であっても、使用できるBの多重比較の結果はありません。ただし、モデルにA*Bがない場合はBに多重比較の結果を使用できます。

    2つの因子があるバランス型計画に特殊な事例があります。モデルにA B A*B(Aは変量因子、Bは固定因子)が含まれているとします。A*Bがモデルにあっても、Bの多重比較を実行できます。

  • (1, 0)のコード化を選択し、モデルが階層ではない場合、比較は無効になります。このケースで比較を有効にするには、(-1,0,+1)のコード化を選択するか、階層モデルを指定します。
  • 要因計画プロットには、枝分かれ因子は表示できません。
  • モデルに変量因子が含まれている場合、予測では信頼区間を計算できません。
  • 予測は、枝分かれ因子を含むモデルでは使用不可です。
  • 応答の最適化機能は、枝分かれ因子を含むモデルでは使用不可です。