例のシナリオ

計画に2つの因子(因子1と因子2)があるとします。因子1には2つの水準(aとb)があり、因子2には3つの水準(x、y、z)があります。因子1のデータはC1にあり、因子2はC2にあり、応答はC3にあります。モデル内の因子1、因子2、および2元の交互作用「因子1*因子2」を使用して一般線形モデルを実行します。

Minitabで適合値を計算しワークシートに保存する例

このオプションにより、ワークシートの値を使用して適合値を判断できます。

  1. 統計 > 分散分析 > 一般線形モデル > 一般線形モデルの適合を選択します。
  2. 応答に、C3と入力します。因子に、因子1 因子2と入力します。
  3. モデルをクリックします。因子/共変量下のフィールドで、「因子1」「因子2」の両方を選びます。交互作用の次数の横のフィールドで2が選択されていることを確認します。
  4. 追加をクリックし、OKをクリックします。
  5. 保存をクリックします。適合値をクリックします。
  6. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。

適合値が、ワークシートの次に使用可能な空の列に適合値1という名前で保存されます。

コード化した値を式に入力する例

出力で次のような係数が得られるとします。

項                 係数 係数の標準誤差      T      P
定数           8.0000  0.5528  14.47  0.000
因子1
a                 -0.6667  0.5528  -1.21  0.273
insi 2
x                  5.0000  0.7817   6.40  0.001
y                 -2.0000  0.7817  -2.56  0.043
因子1*因子2
a       x         -2.8333  0.7817  -3.62  0.011
a       y          1.6667  0.7817   2.13  0.077
  1. 上の表の係数を使用すると、次のような回帰式が得られます。

    式は次のとおりです。

    Minitabで使用される、次のデフォルトのコード化を使用します。
    • 因子1がaの場合はa = 1を使用
    • 因子1がbの場合はa = –1を使用
    • 因子2がxの場合はx = 1およびy = 0を使用
    • 因子2がyの場合はx = 0およびy = 1を使用
    • 因子2がzの場合はx = –1およびy = –1を使用
  2. 因子水準を式に含めます。

    データセットの9行目に「因子1 = b」および「因子2 = z」があるとします。適合値は次のとおりです。

    = 8.00 + - 0.6667*-1 + 5.00*-1 - 2.00*-1 - 2.8333*-1*-1 + 1.6667*-1*-1

    = 8.00 + 0.6667 - 5.00 + 2.00 - 2.8333 + 1.6667

    = 4.5

    オプション1で説明したように適合値を保存することを選択した場合、適合値1列の9行目が4.5になります(因子1 = bおよび因子2 = zの場合)。

すべての係数を表示する方法

デフォルトでは表示されない係数をMinitabで表示できます。

  1. 統計 > 分散分析 > 一般線形モデル > 一般線形モデルの適合を選択します。
  2. 応答列と因子列を入力します。
  3. 結果をクリックして、係数の横で係数のフルセットを選択します。
  4. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。