混合効果モデルの当てはめ用の予測の例

ある研究者がランダムに選択した4つの畑における6品種のアルファルファの生産高を分析します。各畑の各品種の収量が記録されました。

研究者は、アルファルファの品種が平均収穫量に影響するかどうかを調べようとしています。データを収集できる対象の畑は4つあります。しかし、研究者は実験対象外の畑におけるアルファルファの生長をモデル化できるようにしたいと考えています。このため、研究者はアルファルファの生育地を変量因子にしました。研究者は、混合効果モデルを適合し、そのモデルを使用して、指定された設定で将来の観測値として可能性の高い値の範囲を計算します。

  1. サンプルデータを開く、アルファルファ.MTW#.
  2. 統計 > 分散分析 > 混合効果モデル > 予測を選択します。
  3. 応答から、生産高を選択します。
  4. この表では、には1を、品種には1を選択します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

Minitabでは、保存したモデルから得られる条件付きの式と周辺式を使用して、2種類の適合値を算出します。条件付き適合値3.885は、生育地1での品種1のアルファルファの平均収穫量を表します。周辺適合値3.480は、ランダムに選択された生育地での品種1のアルファルファの将来の平均収穫量です。

信頼区間は、生育地1での品種1のアルファルファの平均収穫量が3.666~4.104であり、ランダムに選択された生育地での品種1のアルファルファの平均収穫量が3.058~3.902であることを示しています。予測区間は、生育地1での品種1のアルファルファの1つの新しい収穫量が3.462~4.309であり、ランダムに選択された生育地での品種1のアルファルファの平均収穫量が2.536~4.424であることを示しています。

生産高の予測

混合効果モデル情報

畑 品種

設定

変数設定
1
品種1

予測

タイプ適合値適合値の標準誤差信頼区間自由度95%信頼区間予測区間自由度95%予測区間
条件付き3.8850.10315.58(3.666, 4.104)15.16(3.462, 4.309) 
周辺3.4800.1634.92(3.058, 3.902)4.92(2.536, 4.424)X
Xは、モデルの適合に使用される予測変数水準を基準にする異常な点を表します。