混合効果モデルの概要

連続応答、最低でも1つの変量因子、および固定因子と共変量(オプション)がある場合は、混合効果モデルの当てはめを使用してモデルを適合します。モデルには因子や共変量で定義される主効果項、交差項、および枝分かれ項を含むことができます。共変量の多項式項も含むことができます。

ある病院ネットワークの品質チームが手術室の新しいセットアップ手順を調査しようとしています。手術の予定開始時間から実際に手術を開始するまでの時間を短縮することが目的です。チームは、ネットワーク内全ての病院で新しい手順を分析するのは時間や工数がかかりすぎると判断しました。代替案として、チームはランダムに分析の対象となる病院を選択することにしました。分析において、分析対象の病院はランダム因子「病院」の特定の水準です。手術で従来の手順を使うか新しい手順を使うかは固定因子です。

分析を実行後、次のどの分析でも使用できるように、Minitabはモデルを保存します。
  • グループ平均を比較します。
  • 新しい観測値の応答を予測します。
  • 要因計画プロットと交互作用プロットを使用して平均を比較します。
詳細は、保存モデルの概要を参照してください。

この分析の場所

混合効果モデルを適合するには、統計 > 分散分析 > 混合効果モデル > 混合効果モデルの適合を選択する

他の分析を使用する場合

変量因子がない場合は、一般線形モデルの適合を使用します。変量因子に関する詳細は、固定因子と変量因子の違いを参照してください。