固有値分析はE-1Hで表されます。Eは誤差に対するSSCP行列です。Hは応答変数に対するSSCP行列です。これらの固有値は、多変量分散分析検定の計算に使用されます。
Minitabでの検定統計量の計算方法に関する詳細については、多変量分散分析検定の方法と計算式を参照してください。
固有分析を使用すると、異なるモデル項の水準間で応答平均がどのように異なるかを評価できます。高い固有値に対応する固有ベクトルに重点を置いてください。固有分析を表示するには、固有値分析で結果の表示を選択します。
に移行し、これらの結果では、方法の第1固有値(0.5848)は第2固有値(0.00000)よりも大きくなっています。よって、第1固有ベクトルの方が重要であるということが分かります。方法の第1固有ベクトルは、0.144062、-0.003968となっています。このベクトル内の最も高い絶対値はユーザビリティ評価のものです。これは、ユーザビリティの平均値は方法の因子水準間においてその差が最大であるということを示しています。これは、平均表を評価する際の有益な情報になります。
固有値 | 0.5848 | 0.00000 |
---|---|---|
比率 | 1.0000 | 0.00000 |
累積 | 1.0000 | 1.00000 |
固有ベクトル | 1 | 2 |
---|---|---|
有用性評価 | 0.144062 | -0.07870 |
品質評価 | -0.003968 | 0.13976 |