平均の分析のデータを入力する

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使用するデータに最も当てはまるオプションを選択します。

正規分布データを入力する

データが正規分布に従っている場合は次の手順を行います。

  1. 応答で、分析する数値データの列を入力します。正規に分布しているデータは通常、重さなどの測定データです。正規に分布しているデータがあると、各グループの平均が全体平均と比較されます。
  2. データの分布で、正規を選択します。
  3. 因子1に、最初の因子の水準が含まれている列を入力します。 因子を1つだけ入力すると、プロットが1つ作成され、その因子の水準別平均が表示されます。
  4. (オプション)因子2で、2番目の因子の水準が含まれている列を入力します。 因子を2つ入力すると、各水準に対する交互作用プロットと主効果プロットが作成されます。
このワークシートでは、密度は応答で、密度の測定値が含まれています。所要時間(分)強度は因子1と因子2で、密度の測定値の差を説明すると考えられます。
C1 C2 C3
密度 所要時間(分) 強度
0 10 1
5 15 1
2 18 2
4 10 2

二項データを入力する

データが二項分布に従っている場合は次の手順を行います。

  1. 応答に、不良などの各サンプルの事象数が含まれている列を入力します。 二項データがあると、各サンプルの比率が全体比率と比較されます。
  2. データの分布で、二項を選択します。
  3. サンプルサイズで、各サンプルに含まれる観測値の数を入力します。各サンプルに含まれる観測値数は同じでなければなりません。 決定限界は正規分布に基づくため、正規分布が二項分布に確実に近似するような十分な大きさの標本にします。正規分布は、np > 5、n(1 − p) > 5の際に十分となります(nは標本の大きさ、pは事象比率)。
このワークシートでは、パイプは応答です。各行はサンプルとなる100本のパイプの内、不良パイプが何本であったかの数を示しています。たとえば、検査員は最初のサンプルに不良パイプ1本、2番目のサンプルに不良パイプ6本と記録しています。
C1
パイプ
1
6
3
9

ポアソンデータを入力する

データがポアソン分布に従っている場合は次の手順を行います。

  1. 応答で、分析するポアソンデータの列を入力します。 ポワソンデータには、単位あたりまたは標本あたりの欠陥数などの、カウントが含まれます。ポワソンデータがあると、各標本の出現率が全体率と比較されます。各サンプルに含まれる観測値数は同じであるべきです。決定限界は正規分布に基づいているため、標本の大きさは、正規分布によって二項分布が十分に近似されるように、十分大きくする必要があります。分布は正規分布です。正規分布は、平均が5以上であれば、十分です。
  2. データの分布で、ポアソンを選択します。
このワークシートでは、欠陥は応答です。各行はサンプルとなる50台の携帯電話に対する欠陥数を示しています。たとえば、検査員は最初のサンプル50台で2つの欠陥を発見し、2番目のサンプルでは欠陥は4つであったとしています。
C1
欠陥
2
4
1
5