二項データの平均の分析の例

あるエンジニアが、溶接工程の欠陥が以前より増えたかどうかを知りたいと考えています。エンジニアは、80個の部品を収集し、数日間にわたって各シフトで不合格となった溶接の数を数えました。これらのデータは、生じ得る結果が2つであるため二項データです。

エンジニアは、不合格の割合がいずれかのサンプルと有意に異なるかどうかを判断するために、平均の分析を実行します。

  1. サンプルデータ不合格溶接.MTW.
  2. 統計 > 分散分析 > 平均の分析を選択します。
  3. 応答に、不合格溶接を入力します。
  4. データの分布で、二項を選択して、サンプルサイズ80と入力します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

プロットでは各サンプルについての欠陥の比率が表示され、中心線は全サンプルの比率の平均値、および上方と下方の決定限界を表します。サンプルを表す点が決定限界外にある場合、その比率と比率の平均値の差は統計的に有意です。サンプル4の溶接の不良比率は決定限界を超えています。サンプル4の溶接の不良比率は異常に高くなっています。