歩留り(YTP)と全体歩留り(YRT)とは

Throughput yield (YTP)

歩留り(YTP)とは、生産された良好単位を工程の各ステップに進んだ合計単位数で割ったものです。歩留りでは、工程でのスクラップ率と再加工率が考慮されます。

歩留りを計算する場合、再加工やスクラップが発生せずに工程を終えた単位のみをカウントします。

たとえば、3つのステップから成るラベル作成の工程があるとします。ラベルは、印刷し、ラミネート加工してから裁断します。工程の各ステップでの歩留りを計算することにします。
  1. まず1,000枚のラベルが印刷工程に入り、そのうち950枚が許容可能として工程を終えました。印刷工程の歩留りは、95%ということになります。
  2. その後、950枚がラミネート加工に入り、800枚が許容可能として工程を終えました。ラミネート加工工程の歩留りは、84%ということになります。
  3. 最後に、800枚が裁断の工程に入り、700枚が許容可能として工程を終えました。裁断加工の歩留りは、88%ということになります。

全体歩留り(YRT)

全体歩留り(YRT)は、1つの単位が全工程を欠陥なしで通過する確率です。全体歩留り(YRT)を計算するには、各工程での歩留りをすべて乗算します。

歩留りを計算する場合、再加工やスクラップが発生せずに工程を終えた単位のみをカウントします。

上記の例の場合、YRT = ステップ1のYTP * ステップ2のYTP * ステップ3のYTPとなります。

つまり、ラベル工程の全体歩留りは、0.95 * 0.84 * 0.88 = 0.70となります。結果として、工程に入った1,000枚のうち、700枚のラベルが許容可能として工程を終えました(700/1000 = 0.70)。