Minitabが実行するGap合算の計算は、Gap合算の計算ダイアログボックスに上側規格限界を入力したかどうかと、ドリフト係数が入力されている列を入力したかどうかによって異なります。
上側規格限界を入力した場合、シフトシナリオとドリフトシナリオは保護されます。まず、静的シフトの影響を受けないようにするために平均合算が確定されます。デフォルトでは、Gap分布が最も近い規格限界に近づくような方向に、各要素が1.5標準偏差シフトされます。
平均合算の調整(および最適平均合算の決定)後は、ドリフトシナリオは保護されます。デフォルトでは、各標準偏差が1.8倍に増加します。
上側規格限界を入力しない場合、ドリフトシナリオかシフトシナリオのどちらかを使用できます。
ドリフトシナリオを使用するには、ドリフト係数(変動拡大係数とも呼ばれます)の列を入力します。シフトシナリオを使用する場合はドリフト係数の列は入力しないでください。