許容限界の2つ目のパートはGap合算の割り当てを使用します。Gap合算の計算の例では、Gap平均合算および分散合算を計算しました。ここでは2つの重みセット(合算ごとに1つ)を指定する必要があります。
この例では、Gap平均合算は0です。したがって、どのように割り当ててもかまいません。Gap平均合算の50%はパッドの平均の縮小によって、30%はバッキングの平均の縮小によって、20%はカバーの平均の縮小によって埋め合わせることにしました。
Gap分散合算は0.0002839ですが、これを次のように埋め合わせることにしました。
- 20%はピストンサイズの分散の縮小によって
- 30%はキャリパーサイズの分散の縮小によって
- 50%はローターサイズの分散の縮小によって
- まだの場合は、Gap合算の計算の例のステップ1-9を実施してください。
- を選択します。
- Gap分散合算の重みの割り当てに、「分散の割り当て」と入力します。
- OKをクリックします。
結果を解釈する
出力の例に示したように、長期Gap ベンチマークZ は目標値である4.5に等しくなりました。さらに重要なことは、この計画の全体生産率が100%となったことです。元の計画の全体生産率は46.91%でした。
分散合算では長期 Gap ベンチマークZ の値が必ず4.5になるわけではないのに対し、平均合算を使用すれば必ず4.5になるということに注意してください。
調整済み平均および標準偏差の表には、このアセンブリの長期性能目標を達成するために達成しなければならない、アセンブリ内の各要素の短期の平均および標準偏差が示されています。これらの値を使用して、アセンブリ内の要素の最適な許容限界を計算します。計算の詳細は、Gap合算の計算の規格限界の計算を参照してください。