周期的な変動や因子間の交互作用などのデータの変動を調査するには、予備ツールとして多変量管理図を使用します。
多変量管理図には、各因子の各水準における平均値が表示されます。Minitabでは、各多変量管理図に因子を4つまで表示できます。Minitabでは、因子ごとに異なる色を使用して平均値と結線を示します。
多くの場合、多変量管理図を使用して交互作用を特定します。交互作用は、因子のある水準から別の水準への移行による応答の変化が、他の因子の水準に従属する場合に発生します。
たとえば、ある製造会社が3種類の温度設定が可能な2台の異なる機械でプラスティック製のパイプを製造するとします。仮に1台の機械において、他の機械の場合と異なり、温度設定の違いによるパイプ径の変動が生じる場合は、機械と温度の間に交互作用が存在する可能性があります。