正規確率プロットを使用して、元データと変換データの正規分布に対する適合度を評価します。
元データが正規分布に従う場合、Minitabには、確率プロットが1つだけ表示され、Johnson変換は実行されません。
p値を使用して、元データと変換データが正規分布に従うと仮定できるかどうかを評価します。
Johnson変換が有効な場合、変換データのp値はアルファ値より大きくなります。
非常に小さいか非常に大きいサンプルからの結果を解釈する場合は、注意を要します。サンプルサイズが非常に小さい場合は、適合度検定の検出力が分布からの有意な偏差を検出するのに十分ではない可能性があります。サンプルサイズが非常に大きい場合は、検定の検出力が非常に強く、現実的に有意ではない分布からの小さな偏差が検出される可能性があります。p値に加えて、確率プロットを使用して分布の適合を評価してください。
Minitabには、最適適合を算出するJohnson変換関数のパラメータが表示されます。Minitabでは、この関数を使用して元データを変換します。
たとえば、Johnson変換数が0.762475 + 0.870902 × Ln((X – 46.3174 ) / (59.6770 – X))であるとします。Xの元データの値が50の場合、50の変換データ値は、0.762475 + 0.870902 × Ln((50 – 46.3174) / (59.6770 – 50))として計算され、–0.07893となります。
すべての変換データの値をワークシートに保存するには、分析を実行するときの保存列を入力します。
Johnson変換関数を定義するためにMinitabで使用されるアルゴリズムの詳細は、個別の分布の識別での変換の方法と計算式に移動し、「Johnson変換の方法と計算式」をクリックします。