繰り返し性と再現性は、測定システムの精度の2つの成分です。繰り返し性と再現性を評価するには、ゲージ分析()を使用します。
- 繰り返し性
- 再現性は、測定装置によるばらつきです。これは、同じ測定者が同じゲージを使用して、同じ条件下で同じ部品を何度も 測定 した場合に観察される変動です。
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ゲージAの繰り返し性を推定するために、測定者1はゲージAで1つの部品を20回測定します。ゲージBの繰り返し性を推定するために、測定者1はゲージBで1つの部品を20回測定します。ゲージAは変動が少ないため、ゲージBよりも繰り返し性が高いと言えます。

実線はゲージAの測定値です。破線はゲージBの測定値です。
- 再現性
- 再現性は、測定システムによるばらつきです。これは、 異なる測定者が 同じゲージを使用して、同じ条件下で同じ部品を何度も測定したときに観察される変動です。
- 測定者1、2、3が、同じゲージを使用して同じ部品を20回ずつ測定します。

3本の線は、測定者1、2、3の測定値です。測定者1と測定者2の間の平均測定値の変動は、測定者1と測定者3の間の変動よりもはるかに小さいです。そのため、ゲージの再現性が低すぎます。