ゲージ公差(ゲージ分解能)とは

ゲージ公差とは、ゲージの測度(分解能または識別性)の単位です。

「10分の1の法則」と呼ばれるAIAGのガイドラインによると、ゲージ分解能を計算するには、工程公差を10以上で割る必要があります。

工程公差とは、製品の目的(工程変動)を維持しながら、目標値から許容される偏差です。たとえば、外径0.35mmのボールを使用するボールペンを生産しているとします。ボールの許容範囲は0.34mm~0.36mmです。最大直径から最小直径を引くと、工程公差は0.02になります。これらのボールを正確に測定するには、この範囲の差を検出できるゲージを使用する必要があります。10分の1の法則を使って、工程公差の10%を計算します。つまり、ボール間の0.002mm以上の差をゲージで検出できなければなりません。