Minitabには、属性の一致性分析での実行をランダム化するためのさまざまな方法があります。AIAGは、検査者内で実行をランダム化する分析を推奨しています。
50個のサンプル、3人の検査者、および反復(試行)数2回の合計300の実行があり、これらを検査者内でランダム化するとします。
検査者1は、検査者2が評価を始める前に最初の50個のサンプルを評価します。
各検査者が1回目の反復を完了してから、検査者1が2回目の反復を開始します。
C1 | C2-T | C3-T |
---|---|---|
実行順序 | サンプル | 検査者 |
1 | 24 | 1 |
2 | 6 | 1 |
3 | 8 | 1 |
4 | 22 | 1 |
5 | 33 | 1 |
6 | 41 | 1 |
7 | 32 | 1 |
8 | 36 | 1 |
9 | 19 | 1 |
10 | 3 | 1 |
… | … | … |
151 | 1 | 1 |
152 | 50 | 1 |
153 | 44 | 1 |
… | … | … |
300 | 9 | 3 |
ランダム化により、2回目の反復の順序は、1回目の反復の順序とは異なります。
検査者の系列もランダム化する場合、どの検査者が1番目、2番目、または3番目のセットの評価を行うかはランダムに割り当てられます。つまりこの例では、検査者3に最初のセットが割り当てられ、検査者1に2番目のセットが、検査者2に最後のセットが割り当てられる場合があります。
50個のサンプル、3人の検査者、および反復(試行)数2回の合計300の実行があり、すべての実行をランダム化するとします。ワークシートを作成してすべての実行をランダム化するたびに、異なる実行順序が割り当てられます。すべての実行のランダム化は両方の反復セットを通して行われるので、1回目の反復でのすべての検査者によるすべてのサンプルの評価が完了する前に、サンプルの2回目の反復が評価される場合があります。
C1 | C2-T | C3-T |
---|---|---|
実行順序 | サンプル | 検査者 |
1 | 48 | 2 |
2 | 28 | 3 |
3 | 10 | 2 |
4 | 24 | 1 |
… | … | … |
23 | 24 | 3 |
24 | 24 | 1 |
25 | 28 | 2 |
26 | 24 | 3 |
… | … | … |
300 | 37 | 1 |
50個のサンプル、3人の検査者、および反復(試行)数2回の合計300の実行があり、実行をランダム化しないとします。実行順序は1~300の連続した順序になります。サンプルは検査者ごとに順番にリストされ、その順序セットが2回目の反復でも繰り返されます。
1~150行目が最初の反復です。151~300行目が2回目の反復です。
3人の各検査者がそれぞれ50個のサンプルを順番に1回目の反復として評価し、次に2回目の反復を評価します。
C1 | C2-T | C3-T |
---|---|---|
実行順序 | サンプル | 検査者 |
1 | 1 | 1 |
2 | 1 | 2 |
3 | 1 | 3 |
4 | 2 | 1 |
5 | 2 | 2 |
6 | 2 | 3 |
… | … | … |
150 | 50 | 1 |
151 | 50 | 2 |
152 | 50 | 3 |
153 | 1 | 1 |
154 | 1 | 2 |
155 | 1 | 3 |
… | … | … |
298 | 50 | 1 |
299 | 50 | 2 |
300 | 50 | 3 |
標準順序は、ランダム化されていない実行順序です。実行の標準順序を表示することを選択した場合、標準順序はC1に保存され、その他の列は移動されます。