主な違いは、各検査者が各対象を複数回評価する反復実験で、各コマンドによって一致がどのように定義されるかです。では、各反復が1回の一致の機会と定義されます。一方、では、反復の各セットが1回の一致の機会と定義されます。
たとえば、各検査者が各対象を3回評価するとします。検査者Aが、対象Aについて3回中2回標準に正しく一致した場合、では、検査者Aによる対象Aの評価は1回の機会で0回一致したとされます。しかし、では、検査者Aによる対象Aの評価は3回の機会で2回一致したとされます。
同様に、検査者Bが対象Bについて3回中3回標準に正しく一致した場合、では、検査者Bによる対象Bの評価は1回の機会で1回一致したとされます。 しかしでは、検査者Bによる対象Bの評価は3回の機会で3回一致したとされます。
両方のコマンドを使用して分析すると、一致の数え方が異なるため、同じデータから異なる一致率が出力される可能性があります。