分散成分および寄与度を使用して、測定誤差の各要因による変動を評価します。要因には次のものがあります。
- 合計ゲージR&R: 繰り返し性および再現性の分散成分の和。
- 繰り返し性: 同じ測定者が同じバッチの部品を測定した場合に生じる測定値の変動。
- 再現性: 異なる測定者が部品を測定した場合に生じる測定値の変動。
- 部品間: 異なる部品によって生じる測定値の変動。
注
測定者が部品を1回しか測定できない場合(破壊試験を行う場合など)は、同じバッチ内のすべての部品が、同一であると断言できるほど一致していなければなりません。この条件が満たされていないと、バッチ内の部品間にある変動によって、測定システムの変動の一部が隠れてしまいます。
繰り返し性と再現性に起因するばらつきはほとんどないことが理想的です。部品(部品間)の差は、ばらつきの大部分を占める必要があります。