ゲージ実行図の概要

ゲージ実行図を利用すると、異なる測定者と異なる部品の間に生じる測定値の差を評価できます。ゲージランチャートを使用すると、次のことを実行できます。
  • 交差ゲージR&R分析からデータをプロットし、測定者および部品によって測定値がどのように異なるかを調べる。
  • 測定システム内の変動の原因を特定する。
  • ある期間にわたって測定者の測定の一貫性を調べる。たとえば、ゲージランチャートには、ある測定者の2回目の反復で部品の測定値がより高いことが示されます。

たとえば、あるエンジニアが予想される工程変動範囲を代表する10個の部品を選択します。この分析では、3人の測定者がその10個の部品をランダムな順序で3回ずつ測定します。エンジニアがゲージランチャートを作成し、異なる測定者と部品の間に生じる測定値の差を評価します。

この分析の場所

ゲージランチャートを作成するには、統計 > 品質ツール > ゲージ分析 > ゲージ実行図を選択します。

他の分析を使用する場合

  • 交差データを使用する場合に、測定システムを完全に分析するには、交差ゲージR&R分析を使用します。
  • 枝分かれデータを使用する場合に、測定システムを完全に分析するには、枝分かれゲージR&R分析を使用します。

交差因子および枝分かれ因子に関する詳細は、交差因子と枝分かれ因子とはを参照してください。