偏りとは、部品の参照値と測定者による部品の測定値との差です。
各部品の偏りの平均
用語 | 説明 |
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zi,j | i番目の部品のj番目の測定値 |
refi | i番目の部品の参照値 |
mi | i番目の部品の反復数 |
偏り度とは、工程変動全体におけるゲージの偏りのパーセントです。
偏り度 = 100 * ( | 偏りの平均 | / 工程変動)
用語 | 説明 |
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zi,j | i番目の部品のj番目の測定値 |
refi | i番目の部品の参照値 |
mi | i番目の部品の反復数 |
Minitabでは、サンプル範囲(デフォルト)またはサンプル標準偏差を使用して、繰り返し性の標準偏差を推定します。繰り返し性の標準偏差は、t値を計算するために使用され、t値からは、全参照値および各参照値の偏り = 0かどうかを調べるp値の計算が導かれます。
サンプル範囲法では、個々の参照値がそれぞれ固有の部品に対応している場合、繰り返し性の標準偏差は次のようになります。
複数の部品が同じ参照値を持つ場合は、繰り返し性の標準偏差は次のようになります。
偏りを検定するt統計量は次のようになります。
自由度(γ)は、AIAGマニュアル(1))の表から得られたものです。Minitabでは、自由度がγのt分布とt値を使用してp値を計算します。
用語 | 説明 |
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Xi | 部品のi番目の測定値の偏り |
d2 | サンプルサイズ = nの場合の表1からの値 |
平均範囲 |
Minitabでは、サンプル範囲(デフォルト)またはサンプル標準偏差を使用して、繰り返し性の標準偏差を推定します。繰り返し性の標準偏差は、t値を計算するために使用され、t値からは、偏り = 0かどうかを調べるp値の計算が導かれます。
サンプル標準偏差法では、1つの参照値が1つの部品に対応している場合、繰り返し性の標準偏差は次のようになります。
偏りを検定するt統計量は次のようになります。
自由度はn - 1です。出力のp値は、t分布からt値と自由度を使用して取得されます。
複数の部品が同じ参照値を持つ場合は、繰り返し性の標準偏差は、同じ参照値を持つ部品に対して併合標準偏差sになります。
偏りを検定するt統計量は次のようになります。
自由度は、(n1- 1) + ... + (ng - 1)です。出力のp値は、t分布からt値と自由度を使用して取得されます。
用語 | 説明 |
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x | 部品のi番目の測定値 |
部品の平均測定値 | |
n | サンプルサイズ |
S1 | n1個の測定値がある部品1のサンプル標準偏差 |
Sg | ng個の測定値がある部品gのサンプル標準偏差 |