ゲージR&Rのワークシートの作成の例

ある電極製造会社の品質エンジニアが、電極軸の直径を測定するシステムを評価して、測定システムが軸を正確に測定しているかどうかを調べようとしています。この分析の対象となる実行数は90(15の部品、3人の測定者、反復数2回)です。

エンジニアはデータ収集ワークシートを作成し、ランダムな順序で測定者から測定値を収集します。

  1. 統計 > 品質ツール > ゲージ分析 > ゲージR&Rのワークシートの作成を選択します。
  2. 部品数15を入力します。
  3. 測定者数3を入力します。
  4. 反復数2を入力します。
  5. OKをクリックします。

結果

3人の測定者が15の電極をそれぞれ2回ずつ測定し、合計90の測定数が得られます。実行順序には、測定を行う順序がリストされます。測定者1は、最初に部品6を測定し、次に部品4を測定します。デフォルトでは、実行は測定者内でランダム化されており、測定者1が最初にすべての部品を測定し、2番目に測定者2が測定し、3番目に測定者3が測定します。反復の2回目を開始する前に、すべての測定者がすべての部品を測定します。測定値はC4に記録できます。

この例の手順を実行する場合、ワークシートのデータ収集順序は、このワークシートの順序とは異なります。これは、各ワークシートの順序はランダムであるためです。同じ順序を2回以上生成するには、乱数ジェネレータの初期値を設定します。

C1 C2-T C3-T
実行順序 部品 測定者
1 6 1
2 4 1
3 3 1
4 10 1
5 2 1
6 5 1